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2012年12月18日 (火)

オステリア・デッラーニョロ

オステリア・デッラーニョロOsteria dell’Agnolo)は洗礼堂の少し北にあるレストランです。下調べもなしで飛び込んだ店なのですが、後で確認するとずいぶん昔から営業している店のようです。普通のイタリア料理とピッツアの両方が味わえる店です。

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オステリア・デッラーニョロの店頭

洗礼堂の北、賑やかなサン・ロレンッオ通りに面している

僕はこの店ではピッツァと焼き野菜を食べました。どちらもごく平均的なおいしさでした。

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焼き野菜

旅行中のビタミン不足を補うのに最適な一皿だ

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ピッツア・ナポリターナ

アンチョビの塩辛さがアクセントになっていておいしかった

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こちらは半分洒落で頼んだドルチェピッツア

まずくはないが、繰り返し注文するものでもない

それでも、僕がこの店を紹介したいのは、僕がイタリア好きになった一つの大きなきっかけがこの店で体験した出来事だったからです。

以下、少し長くなりますが、よろしければお読みください。

僕がオステリア・デッラーニョロを訪れたのは、僕が初めてイタリアを旅行した時です。ミケランジェロ広場で夕景を堪能し、すっかり遅くなってからフィレンツェの中心部まで戻ってきました。

夕食の店を決めていなかったので、どこか軽めにピッツアでも食べられる店がないか探していて偶然目に付いたのがこの店でした。

時刻は21時を回っていて、店内の客も少なくなっていました。注文した料理を食べ終える頃には他の客はもう全員帰っていました。最後の客になってしまったので、長居は迷惑だろうと手早く支度をして会計を済ませ、帰りかけた時です。

店の若いスタッフに、

「日本人だろう。もう店じまいなので、これからスタッフ同士でちょっと飲むから一緒に飲んでいかないか?」

と声をかけられました。

もしかしたら、あとで法外な料金を請求するぼったくりかもしれない、と警戒心も湧きましたが、目抜き通りの店ですしそれほど悪い連中にも見えなかったので誘いに乗ることにしました。

閉店後のカウンターに5、6名で陣取ると、いきなりテキーラのグラスを持たされ乾杯させられました。多少面喰いましたが、飲み進むにつれて話も弾んできました。

声をかけてきたスタッフは日本に旅行したことがあったようで、日本に来た時の話を盛んにしていました。また別のスタッフはフィレンツェの自慢話をし始め、みんなで片言のイタリア語と英語、日本語で1時間ほど楽しくおしゃべりをしました。

夜も更けてきたのでホテルに帰ろうと思い、飲み代を払おうと思ったのですが、受け取りません。自分達から誘ったんだからお金はいらないと固辞されました。

そして

「俺たちはもう友達なんだから気にするな」

と言われました。

数時間前に初めて会った外国人に対しても、このようにフレンドリーに接することのできる国民性が僕はすごく気に入ってしまいました。

これ以来、イタリアもイタリア人もさらに大好きになりました。

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