イタリア・シエナ

2013年1月30日 (水)

車窓風景

シエナの紹介は前回で一段落です。帰りもバスでフィレンツェに戻りましょう。

フィレンツェ行きのバス停は、到着時と同じグラムシ広場にあります。フィレンツェで往復切符を購入していたら、乗車時に帰りの切符に打刻機で打刻してください。

フィレンツェまでの道中は、トスカーナの田園地帯を走ります。丘陵地帯を縫って道が通っていますので、車窓からは変化のある景色が楽しめます。

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フィレンツェ・シエナ間を走るバスから見た風景

トスカーナの丘陵が広がる田園風景を満喫できる

沿道にはぶどう畑が広がっています。ぶどう畑を眺めた後で飲む地元のワインは味がまた格別でしょう。

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沿道のぶどう畑

これらのブドウからおいしいトスカーナワインが作られている

街歩きの疲れで瞼が重たくなってしまうかもしれませんが、せっかくですので車窓風景も楽しんでください。

次回からは、フィレンツェから日帰りで行ける別の街を紹介します。

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2013年1月29日 (火)

シエナのトイレ事情

どこの街でもこの話題を取り上げているので、シエナのトイレ事情についても書いておきましょう。

まず、フィレンツェ・シエナ間を移動するバスですが、車両にはトイレがついていません。乗車時間が1時間半くらいありますので、乗車前にトイレに行っておくとよいでしょう。

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フィレンツェ・シエナ間のバスにはトイレがついていない

フィレンツェのバスターミナルとシエナのバス乗り場の近くにはトイレがあります。

シエナの街中にはバス停近くやカンポ広場などに何ヶ所か有料の公衆トイレがあります。しかし、あまりきれいではないので、美術館やレストランに入ったときにトイレを済ませておいたほうが良いでしょう。

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カンポ広場にも有料の公衆トイレがあるが、あまりきれいではない

レストランや美術館等のトイレを利用した方が良い

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2013年1月28日 (月)

狼の乳を飲む双子

シエナの街では、オオカミの乳をのむ双子の像や絵をよく見かけます。

これは、シエナ建国にまつわるエピソードに関係するもので、この像はシエナのシンボルとなっています。

この双子は、ローマを建国したとされるロムルスとレムスです。生まれてすぐに川に流されたものの、牝狼の乳を飲んで生きながらえたと伝えられています。

やがて成長した二人はローマを建国しますが、その際の仲違いからレムスはロムルスに殺されてしまいます。レムスの二人の息子、セニウスとアスキウスはロムルスから逃れてトスカーナの地までたどり着き、ここに自分たちの国を作ることにしました。

これがシエナの起源とされている伝承です。シエナの名はセニウスに由来するとされています。また、二人がこの地にやってくる際に白馬と黒馬に乗っていたことから、シエナの街の紋章は白と黒の二色で染め分けられています。

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マンジャの塔の入り口にある狼の乳をのむ双子の像

シエナ建国の伝承はローマ建国の前から始まる壮大な物語だ

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ドゥオーモの床に描かれた狼の乳をのむ双子の姿

各都市のシンボルを周囲に配置し、ひときわ大きく描かれている

シエナの街でこの像を見かけたらこうした伝承に思いを馳せてみてください。

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2013年1月27日 (日)

ピチ

ピチ(Pici)は太めのパスタです。シエナを中心とするトスカーナ地方の郷土料理です。

ピチは小麦粉(強力粉)と水と塩だけで作られています。太さも4、5mmあり日本のうどんによく似ています。

ピチはシンプルなソースによく合います。トマトソースや、リコッタチーズを絡めたピチを頬張ると、どこか懐かしい味がします。

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トマトソースのピチ

素朴で懐かしい味のする一皿だ

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リコッタチーズのピチ

チーズのコクと胡椒の辛味が太めの麺とよくマッチしていた

ピチはシエナだけでなく、フィレンツェのレストランでも見かけることがあります。是非一度食べてみてください。

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2013年1月26日 (土)

ラ・タヴェルナ・デル・カピターノ

ラ・タヴェルナ・デル・カピターノLa Taverna del Capitano)はドゥオーモのすぐ近くにある食堂です。シエナの名物料理が食べられる店で、観光客だけでなく、多くの地元客で賑わっています。

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ラ・タヴェルナ・デル・カピターノ

ドゥオーモ近くにある地元でも人気の店だ

店内には店主の趣味なのか、たくさんの写真が飾られています。豪華な造りではありませんが、黄色いテーブルナプキンが敷かれるなどなかなかお洒落です。

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ラ・タヴェルナ・デル・カピターノの店内

壁にはたくさんの写真が飾られている

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テーブルセッティング

黄色いテーブルナプキン(といっても紙だが)がなかなかお洒落だ

料理のお薦めはやはり地元のパスタ、ピチでしょう。太めの麺がちゃんとアルデンテに茹であがって出てきます。

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トマトソースのピチ

太めの麺の歯応えが心地良い

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チーズの盛り合わせ

ハチミツを付けて食べるのが地元流だ

気軽に入れる店ですので、シエナでの昼食には好適だと思います。

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2013年1月25日 (金)

シエナの街歩き

シエナの街の魅力は主要な観光スポットが素晴らしいだけでなく、街そのものがとても魅力的である点です。小さな街ですので、詳しい地図を持っていなくても安心して散策を楽しむことができます。

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シエナの路地

シエナは道そのものが魅力的な街だ

シエナの街の道の大半は坂道です。太さや勾配の異なる坂道を上ったり下ったりしながら街の息遣いを感じてみてください。

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シエナの坂道

石畳の細道を人やバイクが行き交っている

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坂道の路地

住んでいる人の息遣いが聞こえてきそうな路地だ

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坂道沿いの食堂のイスとテーブル

坂道対応の工夫が施されているのがシエナらしい

もし、自分のいる場所が分からなくなったら少し広いところに出て辺りを見回してください。たいていの場所からはマンジャの塔かドゥオーモが見えるはずです。それを目印に歩けば旧市街の中心部に戻れるでしょう。

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現在地が分からなくなったらマンジャの塔が目印になる

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2013年1月23日 (水)

サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会

サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会(Basilica di Santa Maria dei Servi)はシエナ旧市街地の南東の外れに建つ教会です。マンジャの塔からその姿を眺めることができます。

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マンジャの塔から眺めたサンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会

街の南東の端に建つ大きな教会だ

教会は13世紀に建てられました。むき出しのレンガ造りのファサードが存在感を示しています。

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正面から見たサンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会

レンガがむき出しのままのファサードが印象的だ

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ファサードと鐘楼

トスカーナの青空とのコントラストが美しい

一方、内部は白を基調とした質素な造りで、シエナ派の画家による教会画やステンドグラスで装飾されています。

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教会の内部

質素だが気品のある雰囲気だ

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ステンドグラス

随所に美しい装飾が施されている

シエナの街は中心部を一歩離れただけで、ぐんと落ち着いた雰囲気になります。時間があったらこの教会辺りまで足を延ばしてみてください。

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2013年1月22日 (火)

ドゥオーモ付属美術館

シエナのドゥオーモを訪れたら、必ず立ち寄ってほしい場所があります。それはドゥオーモ付属美術館(Museo dell’Opera del Duomo)です。

ドゥオーモに向かって右側を奥に進むと入り口があります。入口付近で右を見ると未完のファサードが目に入ります。これは、ドゥオーモの拡張計画が始まった際にまずファサードが作られ、計画の中止でそのまま残ったものです。

ドゥオーモ付属美術館の素晴らしさは、その収蔵品の美しさだけはありません。実はドゥオーモ付属美術館の最上階から美術館の屋上を経て、先ほど話した未完のファサードの上に登ることができるのです。

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ドゥオーモの右奥に残る未完のファサード

美術館の最上階からこの上に登ることができる

そこから見たシエナの街並み、特にカンポ広場とマンジャの塔の眺めは最高に素晴らしいものです。マンジャの塔の上からの眺望ももちろん素敵ですが、ここからですと、そのマンジャの塔を眺めることができる点が何より素晴らしい点です。シエナでの記念撮影のベストスポットはここだと思っています。

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未完のファサードの上から見たカンポ広場とマンジャの塔

マンジャの塔からは見ることができない風景だ

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未完のファサードの上から見たシエナの街並み

マンジャの塔より高さが低い分、屋根の重なりがより美しく見える

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カンポ広場とマンジャの塔をバックに記念撮影

個人的にはここがシエナでの記念撮影のベストスポットだと思う

最近はこの眺望が有名になり、屋上に出るのに待たされることもあるようですが、ぜひこの眺めを堪能してきてください。

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2013年1月21日 (月)

ドゥオーモの内部

前回に引き続きシエナのドゥオーモの内部を紹介しましょう。

内部は白と黒の大理石の縞模様を基調とした装飾となっています。全体に暗色系を多く用いているため、厳粛で荘厳な雰囲気です。

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ドゥオーモの内部

白黒の大理石で造られた縞模様の柱が美しい

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クーポラの内側部分

修復工事中で天窓部分は塞がれていた

シエナのドゥオーモは完成後に大規模な拡張工事が計画され、それが頓挫した経緯があります。そのため、シエナの人々は教会を大きくすることより、内部を美しく飾ることに注力したと言われています。その結果、現在ではまるで微儒官の中にいるのではないかと思うほど、多くの美しい絵画や装飾品が教会内部を埋め尽くしています。

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主祭壇

黒色の天使像が印象的だ

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翼廊を飾る教会画

多くの画家の絵が飾られている

装飾の中でも特に美しいのが床面装飾です。何色もの大理石を使った象嵌仕上げになっています。現在では、保護のため、全体の公開は限られた時期のみ行われています。普段は一部のみ見ることが可能ですが、その地部分だけでも驚嘆に値する美しさです。

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床面装飾の一部

大理石の象嵌で各都市のシンボルが描かれている

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2013年1月20日 (日)

ドゥオーモ

シエナのドゥオーモ(Duomo)は、イタリアで一番美しいゴシック様式のファサードを持つ聖堂だと言われています。フィレンツェのドゥオーモが大きさを誇示した造りだとすれば、シエナのドゥオーモは美しさにこだわった造りとなっています。

このドゥオーモの起源は古く、9世紀頃には現在の位置に礼拝堂が立てられていたようです。今のドゥオーモは建立されたのは14世紀初めのことです。

ドゥオーモはカンポ広場の南西約200メートルの所にあります。シエナの街でも一番高い地点です。外壁は黒と白、二色の大理石で装飾されています。この黒と白の二色はシエナのシンボルカラーでもあります。そして、ファサードには多くの緻密なレリーフが刻まれ、見る者を圧倒する美しさに包まれています。

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シエナのドゥオーモ

美しさの点ではイタリアでも群を抜く聖堂だ

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ファサード

見る者を圧倒する美しさだ

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側面の壁と鐘楼

白と黒の大理石で装飾されている

次回はドゥオーモの内部を紹介します。

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