« 2021年3月 | トップページ | 2021年5月 »

2021年4月

2021年4月26日 (月)

ネパール・ゴールデンマシール釣行の注意点(2)その他

前回はラフティング中の野生動物への注意を述べましたが、今回はその他の注意点を列挙したいと思います。
まず最初は気候です。今回釣行した11月下旬のカトマンズの気候は東京の同時期と比べてやや温暖ですが朝夕は冷え込み空気は乾燥しています。それに対して釣りをするバルディア国立公園は標高が低いため熱帯に近い気候で日中は30度近い気温になりますし湿度もかなり高く蒸し暑さを強く感じます。釣行中にこれらの地域を行き来しますので気候の変化で体調を崩さないように気を付けてください。

Dscf1298
釣り場での服装
釣りをしている間は暑さ対策が欠かせない

P1010423
一方カトマンズでは寒さ対策が必要になる

また、バルディア国立公園やその入り口となるネパールガンジの町中は高温多湿なため蚊が多く生息しています。刺されると痒いですし伝染病を媒介している可能性もありますので蚊に刺されないように注意が必要です。

Img_5795_20210411104801
虫除けと日焼け止めは必携だ

釣り下る川は平坦な土地を流れていますので流れの激しい個所はほとんどありません。それでもゴムボートから転落すれば溺れる危険性はあります。ボートの乗っている間はライフジャケットを着用するよう指示がありますのでそれに従ってください。キャンプサイトでも不用意に川に入ったりせず安全を確保してください。

Dscf1282
川下り中はライフジャケットを必ず装着する

最後の注意は食べ過ぎです。現地の人が毎日食べている定食のダルバートは断らない限りご飯や副菜が際限なく継ぎ足されます。現地スタッフは何回もお代わりしてモリモリ食べていますが、それにつられて同じように食べているとつい食べ過ぎになってしまいます。何を食べてもおいしいネパールですが、食べ過ぎにはくれぐれも注意してください。

P1010629
現地の定食
ご飯もおかずも断らない限り次々とよそってくれる
食べ過ぎには注意が必要だ

Img_8775
ほぼ毎日胃腸薬の世話になった


| | コメント (0)

2021年4月19日 (月)

ネパール・ゴールデンマシール釣行の注意点(1)野生生物

ゴールデンマシール釣行は川をゴムボートで釣り下るアドベンチャー気分満点の楽しい釣行ですが、その分注意すべき点もいくつかあります。
まず一番気を付けなければならないのが野生動物です。釣り場となる川は国立公園の中を流れていてその周辺は野生動物の保護区になっています。そのため、川の周囲にはトラやゾウなどの大型野生動物が生息しています。今回の釣行ではその姿を目撃することはありませんでしたが、キャンプサイトのすぐ近くでトラとゾウの足跡を目にしました。また、川には大型のワニが生息しており、ボートが近づくと川岸から水に潜っていく姿を感度も見かけましたし、岸辺の水底にはワニが這った跡があちこちにありました。

P1010195
キャンプサイトで見つけたトラの足跡
まだ新しいものだった

P1010198
こちらはゾウの足跡
森から川へ水を飲みに来たようだ

Dscf1317
中央の筋のようなものはワニが這った跡だ
川下り中にワニが岸から水中に入る様子を何度も見かけた

P1020407
同じ川の下流の川岸にいたワニ
大きいものは3m以上ある

P1010201
川で出合った国立公園のレンジャー
銃を携行していた

川下りにはレンジャーの資格を持ったガイドが同行しますので、ガイドの指示に必ず従いキャンプサイトから単独で離れたり、不用意に川に立ちんだり泳いだりする行為は避けてください。

Dscf1280
右側の人物がレンジャーの資格を持つ現地ガイドのラム
安全に配慮して我々をガイドしてくれた


| | コメント (0)

2021年4月12日 (月)

ネパール・ゴールデンマシール釣行の魅力(5)観光

ネパールへの国際線の乗り入れ空港があるカトマンズやその周辺は、古くから栄えた都が点在し、多くの歴史的建造物や由緒ある寺院が建ち並んでいて世界遺産にも指定されています。釣行のついでにこうした史跡や寺院を手軽に観光できるのもネパールへの釣行の大きな魅力です。
主要な観光スポットはどこもカトマンズ市内やカトマンズから1時間以内で行ける場所にありますので、釣りの後で1日か2日カトマンズに滞在すれば主だった観光地はすべて見て回ることができます。

P1010417
ボダナート
ネパール最大の仏塔だ

P1010448
経典が書かれた5色のタルチョがはためいていた

P1010487
スワヤンブナート
小高い丘の上に建つネパール最古の仏教寺院だ

P1010488
スワヤンブナートからはカトマンズの市街が見渡せる

P1010357
パシュティナート
ヒンズー教の聖地だ

P1010547
カトマンズの中心部にあるダルバール広場

P1010543
中世のマッラ王朝時代の建物が建ち並んでいる

P1010554
カーラ・バイラブ像
地元の人が人気の高い神像だ

P1010735
パタンの王宮
この建物も世界遺産に登録されている

P1010788_20210403091101
パタン市街にあるゴールデンテンプル
本堂は真鍮で覆われている

P1010842
バクタプルの王宮
こちらも世界遺産だ

P1020018
ニャタポラ寺院

バクタプルのトゥマディー広場にあるネパールで最も高さのある寺院だ
地震で損壊し修復作業中だった


| | コメント (0)

2021年4月 5日 (月)

ネパール・ゴールデンマシール釣行の魅力(4)ヒマラヤ山脈

ネパールと聞いて多くの人が連想するのはヒマラヤでしょう。エベレストを始め名だたる山々が連なるヒマラヤ山脈はその大部分がネパールにあります。海外に出かけることが好きな人であれば、誰もが自分の目でエベレストやヒマラヤ山脈を眺めてみたいと思うのではないでしょうか。ネパールへの釣行の魅力の一つが釣行に合わせてヒマラヤ山脈を眺めることができる点です。
ヒマラヤを見ることができる最初のチャンスは、往路のカトマンズ国際空港に着陸する直前です。飛行機の窓からヒマラヤ山脈を見ることができます。進行方向右側の窓の方がよく見えますので、ぜひそちら側の窓側の座席を予約してください。帰路も離陸直後に見ることができます。

P1000930 カトマンズ着陸前に見たヒマラヤ山脈
進行右側の窓が見えやすい

P1020216 帰りもカトマンズ空港離陸後にヒマラヤを見ることができた

さらに本格的にヒマラヤ山脈を眺めたい方には、毎朝カトマンズ空港から出発している遊覧飛行、マウンテンフライトがお薦めです。往復1時間ほどかけてエベレストの近くまで行く遊覧飛行便が毎日運航しています。これに搭乗すればヒマラヤの山々をかなり間近から眺めることができます。僕は釣りを終えてカトマンズに戻ってきた翌日にこのマウンテンフライトに搭乗し、エベレストの頂上を自分の目で見る夢が叶いました。飛行機の手配も僕が利用した釣りツアー会社で行ってくれますので、体験されることを強くお勧めします。なお、遊覧飛行の費用は25000円程度です。

P1010254
マウンテンフライトのチェックインカウンター
日の出前に空港に出向く

P1010348
使用する機材
窓側の席に必ず座れる

P1010285
離陸後すぐにヒマラヤの山々が見えてくる

P1010295
一番奥にそびえている山がエベレストだ

P1020505
エベレストの山頂を自分の目で見ることができた

P1010288
フライト中にコックピットに入ることができる
これも貴重な体験だった

P1010321
メンルンツェ()ととガウリシャンカー()
どちらもヒマラヤ山脈を代表する名峰だ

P1010350
搭乗後は記念証がもらえる

動画はこちらでご覧ください


| | コメント (0)

« 2021年3月 | トップページ | 2021年5月 »