ハワイ・オアフ島

2014年3月27日 (木)

クリスとスタン

クリスとスタンは親子でフィッシングガイドをやっています。今回は息子のクリスがメインで世話をしてくれて父親のスタンは陸でボートの回送などを担当していました。

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クリスとスタン
親子でフィッシングガイド業を営んでいる

クリスはまだ若くやんちゃなところもありますが、釣りの腕とガイドの技術は一級品です。何といっても無類の釣り好きなので、話をしていてとても楽しい男ですし、こちらの気持ちをよく理解してくれます。日本人のガイド経験も多いようで、ゆっくり分かりやすく話してくれるので言葉も聞きとりやすかったです。

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キャットフィッシュを手にポーズをとるクリス
やんちゃなところがあるが一級のガイドだ

スタンとはあまり会話していませんが、温厚で優しそうなイメージでした。人数の多いパーティーの場合はボートを二艘用意して彼もガイドを担当するようです。クリスとの中もよさそうで、二人で楽しそうに釣りの準備や片付けをしていました。良きアメリカの父子像を見せてもらった気がします。

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ボートランチに戻ったクリスを出迎えるスタン
とても仲の良い親子だった

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今回使用したボート
彼らの手作り感満載の釣りやすいボートだった

彼らはハワイのバスフィッシングのウェブサイトを運営していますので、コンタクトを取りたい場合はこちら経由で可能だと思います。

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2014年3月 5日 (水)

チャネルキャットフィッシュ

レイク・ウィルソンにはナマズの一種のチャネルキャットフィッシュ(Channnel catfish)も生息しています。この魚もアメリカ本土からの移入種です。顔つきが猫に似ているのでキャットフィッシュと呼ばれています。最大では1mほどになる魚ですが、僕達が釣ったのは30~60cmほどのサイズでした。

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横から見たチャネルキャットフィッシュ
日本のナマズと違ってしっかりした尾びれがある

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上から見たチャネルキャットフィッシュ
この角度で見るといかにもナマズだ

ルアーで底付近を狙うと良く釣れるようですが、フライで釣れるのは珍しいとのことです。

憎めない顔つきの名脇役です。大きな声では言えませんが、フライをボトムまで垂らしてボーっとしていたら食ってきました()

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フライで釣った60cmほどのチャネルキャットフィッシュ
フライで釣れるのは珍しいそうだ

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ガイドがルアーで釣ったチャネルキャットフィッシュ
ルアーでは良く釣れてくるらしい

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2014年3月 3日 (月)

ブルーギル

レイク・ウィルソンにはお馴染みのブルーギル(Bluegill)も生息しています。ブルーギルはサンフィッシュ科の魚で、エラブタに紺色の模様があるのでブルーギルと呼ばれています。確認はとれていませんが、在来種ではなくアメリカ本土からの移入種だと思います。

一匹だけ釣りましたが、気のせいか日本で釣るものよりハンサムな気がしました()

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レイク・ウィルソンで釣ったブルーギル
それほど生息数が多いわけではなさそうだ

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エラブタの紺色模様が名前の由来だ

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2014年3月 1日 (土)

レッドデビル

レッドデビル(Reddevil)はマイダスシクリッド(Midas cichlid)と呼ばれている魚の仲間です。中米ニカラグア原産で、観賞魚としてハワイに持ち込まれ、レイク・ウィルソンには1980年代に移入したようです。

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レッドデビル
中米原産の魚だ

レイク・ウィルソンでは良く見かける魚で、釣れるのは主に30~40cmのサイズです。金魚のような赤い体色をしていますが、中には白い模様のある魚もいます。

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白い模様のある個体も釣れた

鋭い歯で土の崖に穴を開けて巣を作り、そこで暮らしています。繁殖期になるとオスの頭部には立派なコブができてきます。

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崖に開いた穴は減水で水面上に現れたレッドデビルの巣だ

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この丈夫な歯で土を削って巣を作る

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繁殖期のオスは頭部にコブができる

赤い目立つ体色と、愛嬌のある姿が僕はとても気に入っています。

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2014年2月27日 (木)

ピーコックバス

ピーコックバス(Peacock Bass)はラージマウスバスと並んでレイク・ウィルソンの釣りのメインターゲットです。

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ピーコックバス
レイク・ウィルソンの釣りのメインターゲットだ

ピーコックバスは南米アマゾン川原産の魚で、この湖には1957年に移植されました。ピーコックバスはアイスポッテドシクリッド(Eye-spot cichlid)という仲間に分類される魚で、尾鰭の付け根に孔雀の羽根に似た目玉模様があることからピーコックバスと呼ばれています。

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尾鰭の付け根にある目玉模様が名前の由来だ

レイク・ウィルソンでは50cmオーバーのピーコックバスも釣れるそうですが、通常は20~30cmのサイズが良く釣れてきます。僕は40cmを越える個体を何匹か見かけましたが、フライには反応しませんでした。

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釣れてくるのは主にこのサイズ
小気味良いファイトで楽しませてくれる

小魚を主食にしていますので、早引きするフライに積極的にアタックしてきます。

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2014年2月25日 (火)

アトラクターパターン

レイク・ウィルソンの釣りでは、ピーコックバスもレッドデビルもアトラクターパターンが実績のあるフライになっています。僕も事前情報を基にいくつか巻いていきましたが、やはりガイドから借りたフライのほうが良く釣れました。フックサイズは8#か10#位です。

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ガイドオリジナルのアトラクターパターン
レイク・ウィルソンスペシャルとでも名付けようか

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こちらはビーズヘッドタイプのアトラクターパターン
テールはマラブーを使用していた

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キャットフィッシュもアトラクターパターンに反応する

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2014年2月23日 (日)

レッドデビルの釣り方

レイク・ウィルソンのレッドデビルはサイトフィッシングで狙います。

岸際の水面付近を観察していると、まるで金魚のような魚影が水面の少し下に見えます。これがレッドデビルです。また、土の崖岸にいくつも穴が開いているのが見えたら、これはレッドデビルの巣が減水で見えてきたものです。その付近はレッドデビルがいる可能性が高いポイントです。崖の周辺をじっくり探してみてください。

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比較的開けた露出した土や草の生えた湖岸
レッドデビルはこのような場所の岸際にいることが多い

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土の崖に開いた穴
減水して水面上に顔を出したレッドデビルの巣だ

魚が見つかったら魚から少し離れた場所にフライを静かにキャストします。フライはアトラクターパターンが効果的です。魚に近すぎたり、着水音が大き過ぎたりすると魚は逃げてしまいます。かといって遠すぎると魚がフライに気付きません。この辺りがレッドデビル釣りの面白さの一つです。

フライが着水したらすぐにリトリーブを始めます。リトリーブはチョンチョンとアクションを付けた引き方が魚へのアピール度が高いようです。魚がフライに興味を示すとフライの後を追ってきます。ただ、スレている魚が多いので、なかなかバイトにまでは至りません。この辺りの駆け引きもレッドデビル釣りの醍醐味です。

運良く魚がフライを口にしたらラインハンドでしっかりあわせます。レッドデビルは口周りが堅いので、魚の重さを感じた時に追いあわせをした方が良いと思います。

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サイトフィッシングでキャッチした良型のレッドデビル
最初から最後まで全部見える釣りなのでとてもエキサイティングだ

フッキングしたレッドデビルはトルクのある引きで障害物などに逃げ込もうとしますので、早めに岸際から離した方が良いでしょう。ランディングする際は、丈夫な歯がありますのでハンドランディングは避けてください。

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レッドデビルの歯
鋭くはないがとても丈夫そうだ
この歯で湖岸の土を削って巣を作る

釣った後は優しくリリースしてください。金魚のような魚影を見せながら湖岸の巣に戻っていきます。

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釣った後は優しくリリースする
泳ぎ去る様子も金魚っぽくて愛嬌がある

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2014年2月21日 (金)

ピーコックバスの釣り方

レイク・ウィルソンでの釣り方は対象魚によって異なります。ピーコックバスなどを狙う場合はストラクチャー周りを狙う釣りになりますし、レッドデビルを狙う場合は魚を見つけてからのサイトフィッシングになります。

ピーコックバスなどを狙う場合は、沖のボートから岸際のストラクチャー周りを狙います。魚はストラクチャーの中にいることが多いので、できるだけストラクチャーにタイトにフライをキャストします。フライはストリーマーかアトラクターパターンを使います。

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岸際のストラクチャー
こうした場所をタイトに狙う

ラインがフローティングですのでフライをしっかり沈めてから、小魚が水面に向かって逃げる感じをイメージしてリトリーブします。リトリーブの速さはトラウトフィッシングよりかなり速い方が魚の追いが良いようです。魚は足元まで追ってきますので途中でピックアップせずに最後までリトリーブすることをお薦めします。

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レイク・ウィルソンのピーコックバス
かなりアグレッシブにフライを追ってくる

魚が追ってくるのが見えても、あまり気にせずに同じ速度を維持した方がフッキングさせやすいと思います。魚がフライを口にしてもロッドを動かさずにリトリーブを続けながらラインハンドであわせます。フッキング後は慌てずに対処すればバレることは少ないでしょう。

ピーコックバスは同じストラクチャーに群を作って生息しているので、一匹釣れた場所を丹念に攻めると釣果を伸ばすことができます。

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このポイントでは5匹釣れた
水中にピーコックバスの好むストラクチャーがあったようだ

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2014年2月19日 (水)

レイク・ウィルソンのタックルと服装

今回はレイク・ウィルソンのタックルと服装を紹介します。

まずはタックルです。対象魚は20~40cm程度の魚になりますのでタックルは中番手で十分です。僕はニュージーランドのトラウト用と同じ5番ロッドを使いました。リールも特に強いブレーキ性能は不要だと思います。

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レイク・ウィルソンの釣りに持ち込んだタックル
5番をメインに考え予備に7番タックルも持参した
実際には5番タックルで十分だった

ラインはフローティングラインを使用します。3X12ftのテーパーリーダーをラインに結び、その先にフライを直結します。タックルに関してはガイドも準備していますので借りることも可能です。

服装は長袖長ズボンがよいでしょう。木陰もありますが陽射しが強いので帽子は被った方がよいと思います。足元はボートから降りて釣ることはないのでサンダルでも大丈夫です。サイトフィッシングをすることもあるので、偏光グラスは必携です。他には日焼け止めと虫除けスプレーの携行をお薦めします。

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釣りの服装
足元はクロックスで十分だ

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2014年2月17日 (月)

レイク・ウィルソンの紹介

レイク・ウィルソン(Lake Wilson)はオアフ島の中央部、ワヒアワ(Wahiawa)にある人造の貯水池です。ホノルルからノースショアへ向かうH-2ハイウェイの終点付近にあります。

この貯水池は地元の製糖会社によってサトウキビ畑の灌漑を目的として1906年に造られたものです。ダムサイトの上流側に二つの昔の川筋が残っていて湖全体は細長いⅤ字型の形状をしています。幅は数十メートルですが、全長はかなりの長さがあります。両岸は林や草地になっていて、岬やワンド、倒木など変化に富んだポイントが連続しています。

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ダムサイト
ここから上流に向かって二本の川筋が伸びている

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湖の様子
ポイントは至る所にある

湖ができた当時は釣りの対象となるような魚は生息していませんでしたが、50年ほど前に南米からピーコックバスが移入され、以後ブラックバスなども放流されてゲームフィッシングが盛んに行われる釣り場になりました。最近では湖に放棄された鑑賞用の熱帯魚なども繁殖しています。

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犬を連れた釣り人
地元ではよく知られた釣り場だ

湖へのエントリー地点はH-2ハイウェイを降りてすぐのところにあります。エントリー地点は公園になっていて駐車場も完備されています。

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レイク・ウィルソンに架かる橋
上を通っているのがH-2ハイウェイだ

釣りのレギュレーションはかなり細かく定められています。ピーコックバスやレッドデビルに関してはキープが禁止されています。

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ボートランチに立てられた看板
レギュレーションは細かく定められている

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レギュレーションの拡大画像
アメリカはゲームフィッシングのルールがしっかりしている

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