カナダ・ミッション

2018年4月 2日 (月)

ガイドサービスのパンフレット

スタージオンの釣りは現地のSTSガイディングサービスの世話になりました。興味がある方のためにパンフレットを掲載しておきます。

 

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パンフレット

 

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裏面

 

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2018年3月29日 (木)

ジョン

ジョンは2日目のガイドです。若くて冗談好きな好青年でした。釣りだけでなく、スタージオンの生態や保護の状況など、いろいろなことを教えてくれました。もちろんガイドとしてのスキルも素晴らしかったです。

 

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操船中のジョン
若くて冗談好きな好青年だった

 

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魚を抱えて記念撮影

 

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釣りを終えて記念撮影

彼と楽しい1日を過ごすことができた

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2018年3月26日 (月)

オリバー

オリバーは初日のガイドです。口数の少ない真面目な男でした。あいにくの天候でしたが、雨に濡れることもいとわず釣りの準備やランディングなどを黙々とこなしてくれました。彼が初日にいろいろ教えてくれたおかげで翌日の釣りがとてもやりやすかったです。

 

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出船の支度をするオリバー
口数は少ないがきっちりと仕事のできるガイドだった

 

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操船中のオリバー

 

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釣りを終えて記念撮影
彼に教わったことが翌日の釣りでとても役になった

 

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2018年3月22日 (木)

スタージオン

今回釣ったスタージオンは正式にはホワイトスタージオン(White Sturgeon)といい、北アメリカ大陸の太平洋岸の河川に生息しています。記録上の最大魚は重さが800㎏を超えており、その寿命は100年以上とされています。

体表には蝶に似た形の硬鱗があり、これが和名のチョウザメの由来になりました。口に歯はなく、口の前に生えた4本の髭で川底を探り、死んだ魚の肉などを食べています。

ミッション近郊で釣れるサイズは1.5mくらいがアベレージで、2mを超えればトロフィーサイズと言えます。

 

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アベレージサイズのスタージオン
2億年以上前から姿を変えていない古代魚だ

 

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2m
オーバーのスタージオン
このサイズが釣れて大満足だ

 

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スタージオンの口
歯はない

 

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下顎に生えた4本の髭で餌を探している

 

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頭部

 

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胸鰭はかなり大きい

 

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尾鰭は上側が長くなっている

 

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背部から見た魚体

 

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体表に並ぶ硬鱗
スタージオン特有の鱗だ

 

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体表のアップ
小さな硬鱗がたくさん見える

 

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2018年3月19日 (月)

フレーザー川のスタージオンの資源量

釣りの合間にガイドがフレーザー川のスタージオンの資源量に関する文献を見せてくれました。保護政策が一定の効果を発揮しているおかげで資源量は保たれているようです。

 

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この流域に生息するスタージオンの個体数

 

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IC
タグが埋め込まれたスタージオンの数とその割合

 

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捕獲されたスタージオンのサイズの年次推移

 

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2018年3月15日 (木)

スタージオンの保護政策

スタージオンはカナダ政府によって厳格な保護管理がなされています。その手法の一つがICチップによる個体管理です。釣りあげたスタージオンは体内にICチップが埋め込まれているか専用のスキャナーで確認し、ICチップがあればそこから個体IDを読み取り、報告用紙にそのIDと体調、胴回り、釣れた場所を記載します。もしICチップが見つからなければ、新たなICチップを注射器を使って埋め込んでからリリースします。

こうした地道な管理のおかげでフレーザー川のスタージオンは個体数が維持され、我々釣り人が巨大魚とのファイトを楽しむことができる環境が保たれているのです。

 

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スタージオンの資源管理に使う用具と用紙
フィッシングガイドはスタージオンの資源管理の仕事も担っている

 

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記録用紙

 

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釣りあげたらまず体長と胴回りを計測する

 

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次に専用のスキャナーで埋め込まれているICタグのIDを読み取る

 

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読み取られたIDナンバー
読み取れない場合は新たにタグを埋め込む

 

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IC
タグ

 

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IC
タグを埋め込むための注射シリンジ

 

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頭の後ろに慎重に埋め込む

 

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2018年3月12日 (月)

釣り方

スタージオン釣りでは、餌を針に付けて仕掛けを投入するまではガイドの役目となります。投入後ロッドホルダーにかけた竿の後方で待機してアタリを待ちます。アタリは最初に小刻みに竿先がお辞儀をするような前アタリがあり、その後魚が餌をしっかり咥えると、竿先が大きく抑え込まれる本アタリが出ます。このタイミングでロッドホルダーからロッドを真上に持ち上げてロッドを外し、大きく強く合わせます。なお、サークルフックを使っている場合はロッドを持たず、本アタリがあった瞬間にリールを素早く数回転巻いてフッキングさせます。

 

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仕掛けを投入するまではガイドの仕事だ

 

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アタリを待つ時間も楽しい

 

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このロッドホルダーからロッドを外すのには若干の慣れが必要だった

 

魚の抵抗を感じたら、さらに何回かロッドをあおって追い合わせをすればフッキングは完璧です。あとは魚の強い引きに耐え、巻けるタイミングでリールを巻いて魚を寄せてきます。魚が走っているときには無理をせず一定のテンションをかけて止まるのを待ちます。ジャンプする際は魚が上方に動くのが分かりますので、ラインが緩まないよう気をつけ、魚が着水したら再度フッキング動作をしてフックの緩みを防ぎます。ファイト時はワイヤーハーネスを使うと腹部にロッドのバット部を固定できるので楽です。

 

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フッキング後は激しいファイトが待っている

 

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ワイヤーハーネスと使うとファイトしやすい

 

手元まで寄ってきても大型魚の場合は再び強く抵抗する場合もありますので油断は禁物です。岸までボートを動かしてランディングする際は、岸までの移動時間が結構かかりますので、その間、魚が暴れないようできるだけ魚にショックが伝わらないように魚を曳いていきます。

 

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大型魚は岸まで誘導してランディングする
魚を刺激しないように優しく扱う

 

ランディング後、写真を撮る際は鱗の突起部で衣服を痛めたり、怪我をしたりしないように気を付けてください。大型魚を水中でホールドする際は、口の中に指を入れて唇の部分をしっかりと押さえます。スタージオンには歯がありませんので、口の中に指を入れても大丈夫です。

 

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口の中に指を入れて魚を押さえる
おとなしそうに見えて力は強いので油断は禁物だ

 

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写真撮影が終わったら優しくリリースする

 

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2018年3月 8日 (木)

スタージオン釣りの餌にはサーモンやランプレイ(ヤツメウナギ)の切り身やイクラを使いました。その日によってスタージオンが好む餌が変わるようで、アタリがないときは餌の種類を変えていろいろ試していました。

サーモンの切り身はフレッシュなものより少し時間がたって腐敗臭が出たものの方が食いつきが良いようです。ランプレイは魚体に切れ目を入れて体液が出るようにして針に付けていました。イクラはストッキング用のナイロン布で包んで針に付けていました。

 

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サ ーモン
スタージオン釣りの最もポピュラーな餌だ

 

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時には頭部も使う

 

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ランプレイ(ヤツメウナギ)
独特の匂いがスタージオンを惹きつけるらしい

 

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切れ目を入れて体液が出るようにして針に刺す

 

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イクラはナイロン布で包んで針に付ける

 

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2018年3月 5日 (月)

仕掛け

スタージオン釣りの仕掛けは誘導錘を使った一本針のぶっこみ仕掛けです。錘は20オンス(567グラム、約150)の重たいものでした。ラインとリーダーの間には大型のスイベルがつけられ、スイベルの先に1.2mくらいリーダーを結んでその先に針が付いています。針は6/0サイズで通常の形のものとサークルフック(ねむり針)を使いました。

 

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スタージオン釣りの仕掛け

 

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20オンスのものを使った

 

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6/0
サイズの針
ガマカツ製だった

 

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通常の形のものとサークルフックを使った

 

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2018年3月 1日 (木)

タックル

スタージオン釣りのタックルを紹介しましょう。スタージオン釣りのタックルはすべてガイドが準備してくれます。ロッドは8ftほどの長さの硬いものを使用しました。リールは同軸リールで、それほど大型ではありませんでした。ラインとリーダーの太さは確認していませんがそれぞれ100lb以上ありそうなものでした。

 

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ロッド
かなり頑丈なロッドだった

 

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スタージオン用に作られたロッドらしい

 

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リール

それほど大型のものではなかった

 

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