クリス
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スチールヘッドは降海型のレインボートラウトです。普段は海で生活し、春に産卵のために川を遡上してきます。スチールヘッドの他のサーモンと異なる点は、サーモンが障害で一度市から遡上産卵しないのに対し、スチールヘッドは複数回遡上産卵できることです。そのため、釣りをしているとかなり若い個体から、老成した個体まで様々な年齢の魚を目にすることができます。
スチールヘッドの釣りの対象魚としての最大の魅力は、大きな魚体が生み出す強烈なパワーです。今回の最大魚は90㎝でしたが、1mを超すサイズにまで成長します。フッキング後のファイトはスピードとトルクを兼ね備えていて、淡水のフライフィッシングの対象魚のトップクラスの力強さです。
また、魚体が美しく、一匹づつ体形や体色が微妙に異なるので、釣っていてとても楽しい魚です。僕の友人にも、毎年スチールヘッドを釣るために海外遠征を重ねている者が何人もいますが、それだけ夢中になれるターゲットだと思います。
最初に釣ったスチールヘッド
フライフィッシャー憧れの魚だ
遡上後間もない個体
身体が銀色をしている
90㎝ある雄のスチールヘッド
今回の最大魚だ
こちらはほぼ同サイズの雌
雌の方がトルクのあるファイトをする
雄の頭部
遡上を始めると鼻が曲がってくる
大きな尾鰭
泳力の強さがうかがえる
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インジケータを付けてもリトリーブでも使えるフライです。ヘッドはピンクが好反応でした。
サイズ:8#
スレッド:各色
ヘッド:エッグヤーン(ピンク、オレンジ、イエロー)
ボディー:シェニール(各色)
リブ:ハックル(各色)
テール:マラブー(各色)
使いやすいフライだ
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ドリーラマ(dolly llama)は日本ではなじみのないフライパターンですが、アラスカではサーモンやトラウトを狙う際の定番フライです。コーンヘッドの後ろにラビットファー上下2枚とフラッシャブーが付いています。このフライの最大の特徴は、ヘッド部にはフックが無く、ヘッド部からラビットファーの後端までダクロンやPEのラインを伸ばし、ラビットファーの後端部にフックが付いていることです。こうすることにより、ショートバイトでもフッキングさせやすくなっています。
色は上下のラビットファーの組み合わせで様々なパターンが作れますが、これをメインで使っていた同行者によると黒白が好反応だったようです。
フック:前方TMC5262(シャンク部のみを使用)、後方TMC105
サイズ:前方6#、後方4#~8#
スレッド:各色
ヘッド:コーンヘッド
アッパーボディー:ゾンカー用のラビットファー(各色)
ロワーボディー:ゾンカー用のラビットファー(各色)
サイドボディー:フラッシャブー(ゴールド、シルバー)
フックの連結:ダクロンまたはPEライン(強度30lb)
アラスカではトラウト・サーモン用の定番フライだ
ボディーは上のファーを長めにしてある
後方のフックとの間はダクロンラインで結んである
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ヤクタットでのスチールヘッドの釣り方はインジケータを使った釣りとリトリーブの釣りの2種類があります。
インジケータを使う釣りでは、まずティペットにビーズを通してからフックを結び、フックの5,6㎝ほど上で爪楊枝を使ってビーズを固定し、さらにティペットとリーダーの結節部にウェイトを付けます。インジケータの位置は、ビーズからインジケータまでが水深よりやや長くなるよう調節します。
この仕掛けをポイントのやや上流部にキャストし、インジケータがナチュラルに流れるようにメンディングしてポイントにビーズを通します。ウエイトがかなり重たく投げづらいので、フォルスキャストする回数を減らしてバックでしっかりポーズをとって放り込むようにキャストすると楽です。
アタリはインジケータが水中に沈みますので、それを確認して慌てずにしっかり合わせます。
また、魚が見えている場合は狙う魚の目の前をビーズが通るように計算してキャストする場所を決めます。川の透明度が高く、見えているイメージより魚のいる場所が深い場合が多いです。キャストしたら流れるビーズを目で確認し、魚がビーズをしっかり咥えるのを確認してから合わせます。
ビーズは爪楊枝で止める
針とビーズの間隔は5,6cmあける
リトリーブの釣りではクロスかややアップクロスにキャストし、ラインにテンションをかけた状態でフライをスイングさせながら下流に流していきます。ラインが下流側に来たらゆっくりリトリーブして魚を誘います。
アタリはラインハンドに来ますので、ロッドは立てずにそのままリトリーブを続けてフックセットします。
この川の魚はリトリーブの釣りでも狙える
フッキングした魚は走りますので、最初は無理に止めようとせず魚をある程度走らせてからファイトします。ジャンプしてフックを外そうとする場合もありますので、常にラインが緩まないよう対応します。距離が詰まってきても再度走り出す場合がありますので注意が必要です。
ランディングはガイドがネットを構え、魚に近づいていきます。我々の感覚よりかなり遠い位置でネットに入れる場合もあります。ネットインする際はガイドと呼吸を合わせ、ネットを差し出した瞬間に魚をしっかりコントロールしてネットの方向に誘導すると失敗することなくランディングできます。
魚がかかったら無理に止めようとせず走らせる
ジャンプすることがあるのでロッドは立てない方が良い
ガイドと呼吸を合わせてネットに収める
ネットインが確認出来たらラインを緩める
魚がコントロールできていれば遠い位置でランディングすることもある
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釣り場はヤクタット町外れを流れる小規模河川です。町から車で20分ほど行ったところに橋があり、その上流部が歩いて釣る場合の釣り場となります。ボートを使って釣り下る場合はこの橋からエントリーして下流域を釣るようです。上流部は橋から1時間ほど歩いた地点までが釣り可能で、それより上流部は禁漁区に設定されています。
釣り場となるエリアは川幅が15~30mくらいで、深さは立ち込む場所で膝くらい、狙うポイントで膝から腰上くらいまでです。川底は砂利底が主です。
主なポイントは岸際の深みや流れが緩くなったプール、倒木の際など、遡上してきた魚が留まりやすい場所になります。
禁漁区直下の好ポイント
水深のある右岸に沿ってスチールヘッドが遡上してくる
駐車場より30分ほど上流のポイント
このポイントは左岸側の深みを狙う
このくらいの間隔で並んで釣っても問題なく釣れる
この地域は雨が多い
土砂降りの中で釣ることもあった
倒木などで流れがよれた場所にも魚が付きやすい
川には膝下くらいまで立ち込んで釣る
良いポイントではダブルヒットすることもある
ダブルヒットしたポイント
対岸のバブルラインを狙うと反応があった
最上流部からやや下った地点
浅い流れだがちょっとした深みに魚が入っている
静かに観察しているとスチールヘッドが目の前を遡上していく
驚くほど遡上量の多い川だ
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朝食を宿で済ませ、8時ごろ迎えに来たガイドの車で宿を出発します。町外れの川の中流域にある駐車場まで20分ほどかけて移動します。そこに車を置き、釣り支度を整えて上流方向に歩いて向かいます。歩く時間はその日の釣り場によりますが20~60分くらいです。
釣り場に着いたらガイドにポイントを指示してもらい釣り始めます。終日同じ釣り場で釣りをすることもありますし、半日くらいで移動する場合もあります。魚影が濃く、新しい魚が遡上して釣り場にやってくるので同じ釣り場で終日釣ることも十分可能です。
昼食は適宜釣り場でとります。午後も同じように釣りを続け、16時ごろ釣りを終え16時半ごろ駐車場に戻りガイドに宿まで送ってもらいます。
ガイドが宿に迎えに来てくれて釣りの1日が始まる
釣り場までは宿から20分くらいだ
ガイドとツーショットで記念撮影
キャッチすると自分のことのように喜んでくれる
サンドイッチやフルーツの他に菓子等もたくさん持たせてくれる
かなりラインが出た状況でも魚がコントロールできていればネットインしてくれる
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